IBEC 建築省エネ機構(一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構)

硝子繊維協会会長賞

「S邸」

建築主個人
設計者廣設計室
施工者(株)菊池技建
建設地山形県山形市
構造木造
階数2階建
延床面積191.26m2

講評

雪の多い山形で大きな開口部のあるパッシブソーラー住宅を計画したもの。躯体は合理化木造(クレテック金物使用)の軸組式で断熱性の高い住宅を目指している。断熱性能はI地域レベル(熱損失係数は1.78W/m2K、相当隙間面積は0.7cm/m2)。開口部は樹脂サッシ+Low-Eガラス+断熱スクリーン。1F南側にはパーゴラを設け、夏の日射遮蔽をしている。

暖房は1F床下土間に埋設した電気式蓄熱暖房で、大きな吹抜けを利用して全館暖房をしている。冷房はセパレート型エアコン1台で十分であるという。年間の消費電気エネルギー(暖房のみ)は78kW/m2で、III地域基準127.8を大幅に下回っている。冬期室内環境温度のデータ、電気使用量のデータも添付されている。

カーポートと屋根のかかった玄関ポーチ(雁木式アプローチ)は除雪をせずに出入りでき、雪国ならではの工夫がある。雨水は1200リットルタンクに溜め、庭木の散水と洗車に利用している。ローコストでメンテナンスでき、すっきりしたデザインである。


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