IBEC 建築省エネ機構(一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構)

優秀賞

「EShouse-01」

建築主個人
設計者ATELIER-ASH
施工者(株)出口工務店
建設地奈良県三宅町
構造混構造
階数平屋建
延床面積165m2

講評

 本住宅は豊かな自然の中にコンクリートの打放しの現代的な住宅が建てられたもので、一見周辺に対して不釣り合いな印象を受けるが、その造りは極めて合理的で、むしろ昔ながらの木造の農家のつくりに近い。

 設計者が「外家」と呼ぶ鉄筋コンクリート構造が全体を覆い、その一部は「外室」と呼ばれる昔の土間のような部屋や濡縁、深い軒下空間などをつくりだしている。その中に木造と鉄骨造で「内家」と呼ぶプライベートな生活空間をつくり、高気密高断熱としてそこだけ空調するという考え方である。さらにこのような2重のつくりとすることは、シェルターとインフィルを分けた考え方であり、外家が長寿命で、内家が将来の家族構成の変化などに対応して変更可能なつくりとなっている。

 冬は適切な暖をとり、夏は周辺の自然の風を取り込んで涼を得るというつくりであり、通常の住宅の性能やデータでは評価しにくい、魅力のあるサステナブル住宅である。


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