IBEC 建築省エネ機構(一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構)

審査委員会奨励賞(商業・ サービスビルの部)

「地球のたまご」

建築主(株)オーエムソーラー協会 オーエム計画(株)
設計者永田昌民+OM研究所 (株)プランタゴ (株)科学応用冷暖研究所
施工者須山建設(株) 日管(株) 太田電気工事(株)
建設地静岡県浜松市
構造木造一部RC造
階数2階建
延床面積000m2

講評

 環境負荷低減のために、ゼロエミッション、木造の選択、パッシブソーラーシステム、酸化チタンスクリーンなどと散水によるパッシブクーリングなどの多彩な手法を採用し、これらを取り入れたデザインは、明快で好感が持てる。井水が利用できる立地を生かし、酸化チタンスクリーンなどと散水によるパッシブクーリングと、外気導入式ソーラーシステムが、屋根の大部分を構成しているのが、特徴的である。ゼロエミッションについては、浜名湖に隣接した広い敷地を活用した排水処理と水の循環利用に工夫が見られる。構造方式として木造を選択し、地元の杉材を構造と内装に多用し、地場の林業の活性化を伴う木材活用が環境保全面にも意義が大きいことを、優れたデザインを通して主張している点も評価できる。パッシブソーラーシステムについては、これまで木造住宅を中心に実績を伸ばしてきたシステムを住宅以外にも活用するための試みがなされている点もがおもしろい。酸化チタンスクリーンなどと散水によるパッシブクーリングは、なお、適切な散水量などについて検討が必要な課題が残されているようであるが、今後の取り組みを期待したい。


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